「加賀見山再岩藤」骨寄せの岩藤

なんだかシアターコクーンで観たアレとかアレとかアレとかを彷彿とさせる演出が……。ラストは単純にバカバカしくって面白い。予想通りの演出とはいえ、実際にそれが絵ヅラとなって出てくるとやっぱり笑う。ただちょっと演出がパターン化してきた節がなきにしもあらず。大詰めの展開とか演出とか、もうほとんど「夏祭浪花鑑」だし……。串田演出には「予想を裏切る何か」を期待してしまうのだけど、今回はサプライズはナシよ、という感じだった。
それにしても志賀市役の清水大希くん、可愛い……。ちゃんと琴ひいてるし、感心してしまった。

おまけ:日和屋的にはこんな感じ

(c)日和屋

詳細→http://www.shochiku.co.jp/play/others/nakamuraza/0310/
「通し狂言 加賀見山再岩藤」 骨寄せの岩藤
河竹黙阿弥 作
串田和美 演出

  多賀大領
  鳥井又助      勘九郎
  岩藤の亡霊

  花房求女      扇雀
  又助妹おつゆ    七之助
  蟹江一角      市蔵

  望月弾正      弥十郎
  安田帯刀

  お柳の方      福助
  二代目中老尾上