2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

tpt「エンジェルス・イン・アメリカ」

一部・二部を通して観劇。相当に疲れるだろうと覚悟して見に行ったけど、それほど長さを感じなかった。14時に開演して23時近くに終演だから、これはもはや「グリークス」の時並に「最後まで見た自分と役者に拍手」状態のカーテンコールになるんじゃないかと…

安藤洋子×W.フォーサイス 「WEAR(安藤洋子新作ソロ)」「N.N.N.N.」「QUINTETT」

客層はコンテンポラリーダンス系にありがちな、「ちょっとインテリ&オシャレ」風な人々。ピナバウシュとかもこんな感じだったよなぁ、そういえば。たまたま同じ回を見ていた友人が「フォーサイスの時は全体的(洋服の色が)黒っぽい」と話していたのがちょ…

「カメレオンズ・リップ」

客席に入るなり、なんかいつもと違う空気。明らかに蜷川さんとか野田さんとか見に来るようなコクーンの客とは違うなー、ナイロン100℃を見に来るような下北沢の客とは違うなー、という空気。なんというか……「堤真一見に来ました!」「深津絵理見に来ました!…

宝塚雪組東京特別公演「送られなかった手紙」

帝政ロシアが舞台だとかで、見た目は割とヅカらしいコスプレ作品。でもストーリーは「なぜこれをミュージカルで?」と思うような地味な話。主人公が次々と左遷されていくといった不遇な物語なので、もっと苦悩する顔やアンニュイな顔が似合う役者で観たい演…

「美しき者の伝説」

出来や作品そのものは悪くないと思うけど、大正デモクラシーあたりの時代背景がわからないと半分も伝わらないんじゃないかと思ったり。日本史で習ったはずなのに全然忘れていたので芝居を完全に理解できたとは言いがたく……開演前、はやめに入ってパンフであ…

三人吉三巴白浪

正直、「玉三郎さんのお嬢吉三だもの、悪いわけがない」と思って期待していたのだけど。「大川端」の玉三郎さん……初役とはきいていたけけれど、正直ぴんとこない。ここの面白さって、女形の姿で急に言葉使いが男に変貌するあたりのギャップにあると思うんだ…

「ユーリンタウン」

これも「誰も幸せにならない」公演じゃないのかな……。キャスト・スタッフともにそれぞれひとりひとりは誰も悪くはないと思うけど、企画そのものの時点で……。なぜこの作品を日生劇場みたいな劇場でやろうと思うのか。多分日本で帝劇の次くらいにこの作品が似…

RENT

というわけで2回目のRENT。また泣きました。感想は2/12の分を参照のこと。

RENT ─JAPAN TOUR 2004─

久しぶりに観た2度目のRENT。キャストに一部不満がないとは言わないけれど、それでもさすが名作。泣きました。思わず週末のチケット買い足したりして。 2000年の来日公演で見たときはほとんど予備知識無しで行ったので、正直物語を全部理解しきれていなかっ…

「空想 万年サーカス団」

うーん。誰も得をしない芝居だったような気がする。誰が悪いわけでもないけれど、企画からしてちょっと無理があったんじゃないかと……いや、スタッフ・キャストともにそれぞれのポジションでできることはちゃんとやっていたとは思うのだけど。 阪本順治監督は…

モダンスイマーズ「五十嵐伝〜五十嵐ハ燃エテイルカ〜」

この劇団は前回の「由希」に続いて二回目の観劇。いやー、面白かった。良くできてたなぁ。話は下の枠内にある通り、学生プロレス同好会のお話。部室を舞台に、四季の移り変わりと共に変化していく状況を丁寧に描いてる。最初は「ダメな男が入部してきたプロ…

ONEOR8「最後の恐竜」

雪山の中で雪男を捜す探検隊の、テントの中での会話劇。うーん、ちょっと今回は設定に凝ったせいで、そこから先がいまひとつだったような気が。今まではもっとフツーのシチュエーションで人間の機微をきっちり書こうとしていた気がするんだけど。ある意味、…