「フィガロの結婚」

相当疲れた体調で観ていたので前半かなり寝てしまった……。いや、つまんなくて寝たわけじゃないんだけど。「面白いのに! 起きていたいのに!」と思いながら睡魔に誘われてすっかり天に召されていた。ああぅ……。後半は気を取り直してちゃんと起きていられたけど、もったいないことしたなぁ。
先月の「アイーダ」で年間予算を使い果たしたのか? と思うくらいに、白一色のシンプルな美術。でも抽象的なセットだけに、かなり演劇的な演出になっていたんじゃないかと思う。オペラというとでっぷりしたオペラ歌手が動かずに朗々と歌い上げる印象があるけど、役者たちもあっちこっち動いてちゃんと演技してる感じ。オペラ初心者なので歌の善し悪しはわからないのでその辺の感想は省略。ストーリーはどたばたでまぁ面白い。伯爵、気が多すぎ……ラストあの程度で改心するとは思えないけど。ああ、それにしても寝ないでちゃんと観たかった。

舞台写真→ http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2003%7E2004/figaro/figaro.html
詳細→ http://www.nntt.jac.go.jp/season/s201/s201.html
【キャスト】

  • アルマヴィーヴァ伯爵:クリストファー・ロバートソン
  • 伯爵夫人:ジャニス・ワトソン
  • フィガロ:ペテリス・エグリーティス
  • スザンナ:中嶋彰子
  • ケルビーノ:エレナ・ツィトコーワ
  • マルチェッリーナ:小山由美
  • バルトロ:シャオリャン・リー
  • バジリオ:大野光彦
  • ドン・クルツィオ:藤木大地
  • アントーニオ:晴雅彦
  • バルバリーナ:中村恵理
ものがたり
もとは理髪師で今はアルマヴィーヴァ伯爵の使用人フィガロは、伯爵夫人の侍女スザンナと今日、結婚式を挙げることになっている。伯爵は初夜権をひとたび放棄したものの、スザンナに気があるのでその復活を企む。一方、伯爵夫人は夫の冷めゆく愛を嘆いている。彼女とフィガロ、スザンナは結託して伯爵の鼻を明かそうと企み、恋多き小姓ケルビーノを女装させて伯爵をおびき出そうとするが・・・。