松平健新春公演 暴れん坊将軍スペシャル「唄って踊って八百八町〜フィナーレ・マツケンサンバ」

当日券で3階席から観劇。2階席はガラガラ、3階席も4割程度の埋まり具合。おそらく団体かと思われるエリアを除けば、B席はほんの十数人くらいしかいなかったような。
普通は商業演劇といえば「一部・お芝居、二部・歌謡ショー」という構成になるんだろうけれど。今回は芝居の中に歌が入る「音楽劇?」な造りになっていて、歌謡ショーは最後の15分程度だった。
まぁ「マツケンサンバ」目当てで見に来たとはいえ、暴れん坊将軍はやや退屈。うぅ、このキャストと展開では一時間が限界だなぁ。二時間以上やるならもうちょっと見せ場作ってストーリーきっちり盛り上げてくれないと。オープニングがいきなり上様の殺陣で、おなじみの「♪ちゃーららー ちゃらーららー ちゃーらーらー ららー♪」というテーマソングが流れたときは一瞬「おぉぉ!」とか思ったけれど。そこだけだった。ショーもなんだか生ぬるい構成。うーん、おばさま向けの商業演劇だと、梅沢武生劇団明治座公演とかはもうちょっと楽しかったんだけどなぁ。もーちょっとなんとかなるんじゃないかと。
まぁラストの「マツケンサンバ」はそれなりにゴージャスで楽しかったけど、この5分間のために5000円はちょっと高い。改めて宝塚や新感線は面白いんだなぁと実感した。

詳細→ http://www.koma-sta.co.jp/kouen/osaka/1_kouen.html

【解説】
テレビの人気時代劇として25年間にわたって放送され、親しまれてきた『暴れん坊将軍』。2003年4月に放送回数830回をもって番組はひとまず終了しましたが、新春の梅田コマで華麗に復活!
 芸能生活30周年を迎える松平健が構想をあたためてきた『暴れん坊将軍』の集大成が、吉宗の活躍を描く痛快無比の物語に、唄と踊りを巧みに取り入れた音楽劇として実現します。題して『暴れん坊将軍スペシャル 唄って踊って八百八町〜フィナーレ・マツケンサンバ』。
 江戸城内・桜の庭で、吉宗が目にした不気味な巡礼の一団。その巡礼の唄が気にかかった吉宗は旗本の三男坊・徳田新之助に姿を変えて探索を開始。おりしも江戸の町ではあいつぐ火事に端を発する材木問屋への疑惑を探る瓦版屋とそれに関わる踊りの一座、そして廻船問屋や役人までを巻き込む陰謀に、吉宗が敢然と立ち向かいます。
 1978年から演じ続けている徳川吉宗と徳田新之助松平健は今回も颯爽とした姿と円熟の演技でお客様を魅了します。また、この作品のために書き下ろされた数々のオリジナル曲を唄い踊り、もちろんクライマックスの大立ち回りでは、豪快な殺陣を披露します。
  共演に、浦賀奉行・安藤甲斐守に扮する浜畑賢吉、安藤と手を結ぶ廻船問屋・南蛮屋に近藤洋介、新之助に協力する瓦版屋・お咲の熊谷真実とお夏の大鳥れいをはじめ、太川陽介浅利香津代、園田裕久、仁藤優子山村紅葉、芦屋雁平ら芸達者な顔ぶれが揃い、充実した演技で舞台を盛り上げます。
 物語が大団円を迎えた後のフィナーレは、従来は松平健のショー「唄う絵草紙」でしか観ることの出来ない知る人ぞ知る曲でしたが、一昨年大晦日のテレビでOA以来、テレビ、ラジオ、雑誌等各ジャンルからの取材が続いている、話題沸騰の「マツケンサンバ」が出演者全員で豪華絢爛に繰り広げられる興奮のステージ。
 松平健が多彩な共演者と共に、梅田コマの新春を賑やかに彩る痛快娯楽時代劇の決定版と華やかなショー・シーンが鮮やかに合わさり、圧巻の「マツケンサンバ」でお客様を興奮の渦へと誘う『暴れん坊将軍スペシャル 唄って踊って八百八町〜フィナーレ・マツケンサンバ』にご期待ください。